自律神経失調症は大人だけの病気ではなく、今や
子どもたちの間にも広がっています。
代表的なものとして、起立性調節障害が挙げられます。原因は
自律神経の働きのうち、血液の循環を調節するという働きがうまくいかなくなることによって起こります。いわゆる、低血圧によって起こるといえます。症状は、肩こりやめまいなどがみられます。
また、立ちくらみも代表的な症状のひとつです。これらの症状が出てくるのは、10歳頃から思春期にかけてということが多いようです。午前中はずっと気分が悪く、立ちくらみを起こす場合もあります。それによって、勉強に支障が出ることにも注意が必要です。
特に、中学受験や高校受験など、
子どもにストレスがかかりやすい環境になるときに
自律神経失調症が更に心のストレスを伴い、心身症となってしまうことがあるからです。また特徴として、季節の変わり目に症状が出やすいことがあります。入学式や進級など、環境の変化が著しい春は症状が出やすい人が多いです。
治療は、起立性調節障害に伴って、午前中に体調がすぐれないことを改善することを目的に行なわれます。薬物療法では、立ちくらみを起こしにくくするために昇圧剤という薬を用います。これによって、低血圧体質を改善しやすくなります。
いずれの場合においても、治療で大切なことは生活リズムを整えることです。そして
子どもの
自律神経失調症の治療には、親を中心とした家族の協力が必要です。