自律神経と昼寝

地中海や中南米には、シエスタと呼ばれる習慣があります。シエスタとは午睡、つまり昼寝をさす言葉で、アルゼンチンなどでは昼の12時から3時くらいまでの間、社会が一旦停止したように静かになり、昼食と昼寝をすます習慣のことです。多くの国では外気温が高く、午後の外出を避けるためにも行なわれています。

近年、昼寝をした人としていない人の作業効率を比較すると、昼寝をした人のほうが作業効率がよいということが、学士論文などで発表されています。

自律神経失調症の人の多くは、睡眠に関する悩みを抱えていて、昼間に眠気を訴えるひとも多くいます。そのような人々にとって昼寝という習慣は、睡眠不足を解消する効果や、一時的にストレスから身体を解放する効果があります。

しかし、昼寝は寝すぎると夜の睡眠に影響を及ぼし、生活リズムの乱れを引き起こします。昼寝のポイントは、時間にあります。12時から3時の間に15分から30分程度の昼寝をするのが、身体に一番よい昼寝だといわれています。

うっかり寝過ごしてしまわないように、眠前にコーヒーなどのカフェインを摂取したり、きちんと目覚まし時計をセットしておくなどの注意も必要です。また、昼寝ができるような状況にない人でも、眠いときは我慢せずに居眠りなど、少しでも眠った方がかえって心身ともにリラックスし、午後からの仕事や夕方、夜にかけての日常に支障がなくなります。

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