自律神経失調症と不定愁訴

自律神経失調症症状には、不定愁訴が多いといわれることがあります。不定愁訴とは、何となく身体の具合が悪いが検査をしても異常がないという状態のことです。

例えば、何となく身体がだるい、頭が重いなどの症状が続いているにも関わらず、検査の結果に異常がないこともそのひとつです。体のどこが悪いのかが具体的にはっきりしていない場合も、不定愁訴と呼びます。不定愁訴は、自律神経失調症の他にも、更年期障害などにかかった場合にも起こる症状です。

かつては、心療内科というものが今ほど知られておらず、自律神経失調症の疑いがある患者は、精神科か一般内科を受診していました。圧倒的に多かったのが一般内科を受診する人々です。

しかし、内科で検査をしても、不定愁訴が症状としてあらわれている場合は異常がないので、自律神経失調症は「不定愁訴の患者に対して、医者が患者を納得させるためにつけた病名」だという否定的な意見も存在します。このようなことから、現在であれば受診は心療内科で行なうことが望ましいといえます。

また、例えぼんやりしていて、体のどこにあるかわからないような症状でも、長く続いたり日常生活に多少なりとも支障をきたすようならば、自律神経失調症にかかっている可能性も考慮して早めに受診したほうがよいといえます。

不定愁訴ははっきりした感覚があまりないので、放っておく人も多く、そのせいで自律神経失調症や更年期障害の発見が遅れ、治療に時間がかかる場合もあります。

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