個別的な症状

自律神経失調症について、体のそれぞれの器官におこる症状は、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかないことによっておこります。胃や目、気管支など、それぞれの器官の働きに問題があるわけではないので、病院で検査をしても「異常なし」と出てしまいます。

個別的な症状の代表例として頭痛、息苦しさ、胃腸の不調、手足の痺れなどがあります。頭痛は、血液の循環が悪くなることによっておこります。交感神経は血管を縮めて、あまり血が流れすぎないようにします。一方、副交感神経は血管を広げて、体の末端にも血をおくります。このとき、緊張によって交感神経が働きすぎるとあまり血が流れず、血液の循環が悪くなり、頭痛がおこります。

また、手足のしびれも同じように血行不良によっておこります。何もしていなくても、正座し続けたときのように手足がしびれます。

胃腸の不調は便秘や下痢、吐き気をもよおすなどが挙げられます。便秘と下痢を繰り返すということもみられます。これらの症状は、胃の働きを促している副交感神経の働きが鈍くなることでおこります。

以上のような個別の症状には個人差があり、症状が様々な器官を転々とする場合もあります。自律神経は全身に張り巡らされているので、その人の体の中で元々弱い部分に出やすいのです。

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