自律神経と環境

環境の変化が原因となって、自律神経失調症になる人は少なくありません。環境の変化というのは具体的には結婚して家を離れる、家族に先立たれるなどがあります。このような大きな出来事はこころにも変化を与えやすく、自律神経失調症の原因にもなります。また、近年人間関係や環境への不適応、過剰適応がみられる人が多いようです。

ここで引越しを例として、不適応と過剰適応を簡単に説明します。引越しには様々な場合がありますが、特に自然環境の変わる本州から北海道への引越しなどは、不適応・過剰適応になりやすくストレスが溜まりやすい状態をつくります。

例えば引越し先で、新しい人間関係を作らなければならないときに、なかなかうまくいかない状態が不適応です。今までに感じたことのない寒さや暑さなど、気候の急激な変化に対して人間の身体がなかなか慣れずにバランスを崩すように、新しい土地での人間関係がうまくいかないと、こころが新しい生活になじまずにストレスを抱えることとなります。

過剰適応はその逆で、一見するとすぐに新しい生活に馴染んだように見えますが、無意識のうちに無理をしながら馴染んでいるという状態です。本人や周りの人もあまり気づかないのが特徴で、よく気の回る人や真面目な人が過剰適応を起こしやすいといわれています。

このように、環境の変化に上手に対応できない場合には、長期的なストレスとなって自律神経失調症や心身症をおこす原因にもなります。

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